ぜひ知って欲しい!ポジティブになるメリットとデメリット

マインドセット

あなたは自分のことをポジティブだと思いますか?

おそらくこの記事が目についたということは、どちらかというとポジティブになりたい、と思っているのではないでしょうか。

実際、世の中にはあなたと同じように、

「もっとポジティブになりたい」
「ネガティブな自分を変えたい」

と思っている人は多いようです。

では、どうしたらもっとポジティブになれるのでしょうか?

そもそも、

「なぜポジティブになりたいと思うのでしょうか?」

今回は、「ポジティブになる」という事について掘り下げてみたいと思います。

あなたはなぜポジティブになりたいのか?

あなたはなぜポジティブになりたい、と思ったのでしょうか?

なんとなくポジティブな人の方が幸せそうだから?

「ポジティブになりたい」と考える人は多くいますが、「なぜポジティブになりたいのか?」をじっくり考えたことのある人は、あまり多くは無いのではないでしょうか。

そこでまずは一度、「ポジティブになりたい理由」について考えてみて欲しいと思います。

なぜなら、そこに明確な理由があり、その理由があなたにとって本当に納得のいくものであれば、あなたは真剣に取り組むでしょうし、結果的に欲しいものを手に入れられるからです。

ネガティブではなぜダメなのか

ポジティブになりたい理由を深く知るために、まずは「ネガティブではなぜダメなのか」についても一度考えてみましょう。

そもそも「人間はネガティブな思考をしてしまうようにできている」と聞いたらどうでしょうか?

「そんなはずない!」と思う人もいれば、「確かにそうかもしれない・・・」と思う人、様々かもしれません。

アメリカで行われたある心理学の研究によると、私たちは起きている間、1秒に1回のペースで何かしらの思考を行なっているそうです。

1日あたりで言うと、約6万回もの思考を行なっている、という事になります。

そして、その6万回の思考のうち、約80%がネガティブな思考になる傾向があるそうなのです。そう聞くと、ほとんどネガティブな思考ばかり、という感じですよね。

これは実際、人間が生物として自らの身を守るためにネガティブな思考をしやすくなっているとも言われています。ネガティブな思考を行なう事にもちゃんと理由がある、というわけです。

また、特に日本人は欧米人に比べてセロトニン分泌量が少ないために、不安感を感じやすく、遺伝的にもポジティブになることが苦手と言われています。

ですから、もしあなたが、「自分はネガティブな事ばかり考えてしまう・・・」と悩んでいるのであれば、それは何も特別なことでも悪いことでもなく、「ごく当たり前のこと」なのだと理解してください。「人間はそういうもの」なのです。

さらに、心理学者の中には、ポジティブ思考について研究した結果、そこには多くのデメリットがある、とする学者もいることをご存じでしょうか?

それは、ニューヨーク大学の心理学者、ガブリエル・エッティンゲン博士です。

エッティンゲン博士が発表した論文によると、ポジティブ思考にはお金や人間関係、健康、成績、メンタルなどに大きなデメリットがある、とのことで、逆にメリットはせいぜい現実逃避をすることくらいだ、とも言っています。

詳しくは博士の著書「成功するにはポジティブ思考を捨てなさい」に書かれています。もし興味がある方は一度読んでみるのも良いかもしれません。

Bitly

ただし、これはあくまで1つの意見であり、どんなことにも否定する考え方、肯定する考え方があります。そして、どちらの考え方に共感、賛同するかはあなた次第ですし、どちらかだけが100%正しい、という事はなかなか言えません。

私自身の考えとしては、そういった事実や研究結果、そしてそれに基づいた考え方がある事は理解しつつ、「ポジティブ思考」「ネガティブ思考」それぞれにメリット・デメリットがあり、状況や自分の状態に応じて両方を上手く活用するのがベストだと考えています。

ポジティブのデメリットとは

それでは、具体的にポジティブ思考のデメリットとはどういったものがあるのでしょうか。

いくつか挙げることができますが、例えば以下のような特徴がデメリットと言えるかもしれません。

  • 思い込みが激しくなりやすい
  • リスクを正しく認識できない
  • 他人の気持ちに共感するのが苦手
  • 現状をあまり改善しようとしない

もちろん、これらの特徴が必ずしもポジティブな人すべてに当てはまるわけではありませんが、気をつけないとそういった傾向が出る可能性がある、ということです。

それぞれ少し詳しく見ていきましょう。

思い込みが激しくなりやすい

これは、例えば物事の良い面、ポジティブな点にばかり着目しすぎてしまい、欠点やネガティブな面に気づいても見ないようにしてしまう、といった状態です。

あなたの周りにもそういう人はいないでしょうか?

何事も全てプラスに考えようとし過ぎるあまり、自分が良いと信じるものについては、他人からネガティブな点を指摘されたとしてもそれを受け入れようとせず、拒絶してしまう人が。

こうなってしまうと、せっかくのポジティブ思考も時としてマイナスに働いてしまう可能性があります。

リスクを正しく認識できない

これは、ポジティブというか楽観的とも言えますが、何事も前向きに捉えすぎるあまり、潜在的なマイナスのリスクを甘く見過ぎてしまう状態です。大抵の物事には多かれ少なかれリスクはあるものです。全くのノーリスクで何かを得られることなどほとんど無いと言っても良いでしょう。

ですから、多くの人はリスクとリターンを比べて、得られるリターンの方が大きくメリットが大きいと判断するからこそ行動します。

しかし、リスクを正しく認識できないと、周りから見ても無謀と思えることも深く考えずにやってしまう事になり、結果的に失敗したり、大きな損失を被る可能性が高くなってしまうのです。

他人の気持ちに共感するのが苦手

人が落ち込んでいる時や、悩んでいる時、何かトラブルに陥っている時などは、どうしてもネガティブな思考になりがちです。先ほどもお伝えしたように、人間はそもそもネガティブな思考になりやすい生き物なのですから当然と言えば当然です。

しかし、あまりにもポジティブ思考でいなければという、一種の強迫観念のような思いが強すぎると、結果的にマイナス思考やネガティブな考えに否定的になったり、理由がよく理解できなくなってしまうことがあります。そうなると、相談された相手の気持ちに共感できなかったり、よく理解できなかったりして、本当ならば素晴らしいはずのポジティブなアドバイスも、相手には響かないということが起きてしまうのです。

現状をあまり改善しようとしない

何事においても、良い点も悪い点もあるがままを受け入れることは、些細なことで気持ちを乱されたり、イライラしたり、落ち込んだりしなくなるので、良いことのように思えます。実際、決して悪いことでは無いのですが、こと改善や成長という点においては、時としてマイナスに働く場合もあり得ます。

それは、例えもっと改善できる点、改善すべき点があったとしても、「それはそういうものだ」と何となく受け入れてしまい、現状に満足してしまう時です。

悪い所ばかり気にしてやる気を無くしたり自己否定したりするのは良くないですが、「悪い点があるのに見て見ぬふりをする」のと「悪い点があることを認識した上で行動する」のとは全く違います

少なくとも、少しの努力で改善できることがあるのに、そもそもその努力を最初から放棄してしまうのは、とてももったいないことだとは思いませんか?

ポジティブになることで得られるもの、メリットとは

これまで、ポジティブになることについてデメリットばかりお伝えしてきましたが、それでは、ポジティブになることにメリットは無いのでしょうか?

いいえ、大いにあります。

おそらくあなた自身が「ポジティブになりたい」と感じたのであれば、そこには何かしらの理由とメリットがあると考えたからではないでしょうか。

そしてその考えは間違ってはいないと思います。ポジティブになることで得られるもの、メリットもたくさんあるからです。

例えば一例だけあげると、

  • 心が落ち着いて、明るくなれる、おだやかにすごせる
  • 不安がやわらぐ
  • ストレスをコントロールしやすい
  • 積極的になれる

他にもまだまだあります。先ほどもお伝えしたように、ポジティブ思考にもネガティブな思考にも、それぞれメリット・デメリットがあるのです。

最終的に判断するのはあなた自身

ここまで読んでみて、あなたはどう感じたでしょうか?

「やっぱりポジティブになりたい」と思いましたか?
あるいは、「もしかしたら無理にポジティブになる必要はないかもしれない」と思った人もいるかもしれません。

どちらも間違いではありません。

大切なのは、あなたにとってポジティブであることに大きなメリットがあると感じたならば、ポジティブになる努力をすれば良いのです。

十分なメリットを感じていれば、努力を継続でき、結果的にポジティブになれるからです。

でも、まだ迷っている、決めかねているのであれば、もう少しお付き合い頂き、「ネガティブ」と「ポジティブ」について学んでみて欲しいと思います。

焦って決める必要はありません。しっかり学んで、それから判断すれば良いのです。

もしすでに強い決意でポジティブになることを決め、早くポジティブになる方法が知りたい!、ということであれば、次の「ネガティブであることについて」と「ポジティブな人とは」は読み飛ばしてもらっても構いません。

ただ、何度も言うように、「あまりにポジティブ過ぎても」「あまりにネガティブ過ぎても」ベストとは言えませんので、それぞれのメリットとデメリットを改めてしっかり把握してうまく使い分けるのがおすすめであることだけはお伝えしておきます。

ネガティブであることについて

「ネガティブである」ことにはメリットもあるというのはすでにお伝えしましたが、もう少し深堀りしていきましょう。特徴をしっかり知っておけば、状況によって上手く活用することができるからです。

リスクを回避できる

「ネガティブである」といのは、時に「慎重である」とも言えます。

慎重すぎて結局何も行動できないのでは意味が無いですが、行動にあたりしっかり事前準備や対策を行なう事は決して悪いことではありません。

慎重になったり、失敗したときや問題が起きた時のことを想像することで、前もって対策を考えておくことができます。

また、最悪の事態を想定しておくことで、万が一想定外の事態が起こった時でも慌てたり、パニックになったりせず、落ち着いて対処ができますし、準備をしていれば例え何事も起こらなかったとしても、安心して物事に打ち込めるというメリットがあります。

まさに、「備えあれば憂いなし」です。

無謀な挑戦をしない

何かに挑戦するとき、特に新しいこと、初めてのことに挑戦する時には、誰でも多かれ少なかれ不安になるものです。

それは、「未知のもの」があるから、つまり、「良く分からないこと」「知らないこと」があるために「何が起きるのか予想がつきにくい」からです。

しかし、ポジティブ過ぎる人は、「まぁ、何とかなるさ」と楽観的に考え、潜在的なリスクをしっかり把握しないまま、「えいやっ!」と飛び込んでしまうことがあります。

もちろん、何が起きても臨機応変に対応できる人であればなんとかなるかもしれません。

ただ、取り返しのつかないことが起こる可能性もゼロではない場合もあるでしょう。

何事においても、成功者のほとんどは、勢いで行動しているように見えて実は周到に準備をしているものです。

周りから見て無謀とも思える挑戦でも、実は想定されるリスクをしっかり把握し、万が一の事態を想定して準備をしているものです。

つまり、「念には念を入れる」「石橋を叩いて渡る」ようなネガティブ思考と、「清水の舞台から飛び降りる」ような思い切りの良いポジティブ思考バランスよく活用しているのです。

共感力が高い

あなたが誰かに何かを相談する場合、どちらの方が素直にアドバイスを受け入れられるでしょうか?

  • 「様々な経験と多くの勉強をしているが、自分と同じ状況は未経験な人」
  • 「経験はそこまで多くはないが、自分と同じ状況を経験し乗り越えてきた人」

いかがでしょうか。

もちろん、前者であっても素晴らしいアドバイスをしてくれる人もいるでしょうが、多くの人は後者の方が良いと答えるのではないでしょうか。

それはやはり、同じ境遇を経験していることで、「私の気持ちを理解してくれる」と感じるからではないでしょうか。

1つ例をご紹介しましょう。

以前、ある人がこんなことを話していました。

「うつ病患者の多くは、精神科の先生を心から信用していない」と。

実はそう話していた人自身も以前にうつ病をわずらい、何年もかけて克服したそうなのですが、いつしかその経験を活かし、うつ病で悩む人の相談にのったり、アドバイスをするようになったそうです。

その際に、多くの相談者から、「精神科の先生の言う事を信用していいのでしょうか」とか、「抗うつ薬を飲み続けても良いのでしょうか」といった相談をされたそうです。

「精神科の医者」というのは先ほどの例でいうと前者、つまりは、「様々な経験と多くの勉強をしているが、自分と同じ状況は未経験な人」がほとんどだと思います。

そのため、患者にとっては、「本当にこの人に私の気持ちなど分かるのだろうか?」「医学としての知識では知っていても、本当のつらさは分からないだろう」といった気持ちが芽生えてしまうことがあるそうです。

ですから、「自分と同じ状況を経験し乗り越えてきた人」が言う事のほうに共感してしまう、というわけです。

もちろん、お医者さんに限らず、その道の専門家は素人とは比較にならないほど勉強も経験もしていますし、責任もありますので、基本的には素直に指示やアドバイスに従うのが良いのは間違いありません。

素人が勝手な自己判断で指示を無視したり、自己流でやり方を変えてしまうほうがよっぽど危険だからです。

ただ、ネガティブな人、マイナス思考の人にとっては、自分と同じ考えを理解してくれる人の方が共感しやすいし、アドバイスも素直に受け入れやすい、というのもまた事実ではあります。

そういった意味では、あなたがネガティブ思考の経験者、という点はある意味メリットと言えるでしょう。

改善力が高い

ネガティブな人の多くは、「自分のダメなところ」「現状の悪い点」を見つけるのが得意です。

本人たちは何もそれを得意とも思っていなければ、メリットだとも思っていないかもしれませんが、事実、次から次へと「ダメなところ」を見つけます。

であれば、その能力を良い方に活かしてはいかがでしょうか

「ダメなところ」「悪い点」を「改善できるポイント」だと考えるのです。

もちろん中には、「社会が悪い」「世の中が悪い」「あいつのせいだ」「私はちっとも悪くないのに」という、極端な「他人主義」つまりは全部を自分以外のせいにしてしまう人もいますが、これはよくありません。

これについては後ほどもう少し詳しくお話ししますが、「うまくいかない理由」を「全て自分以外のせい」にしてしまうのは意味が無いだけでなく、あなたにとっても、あなたの成功にとってもマイナスでしかありません

しかし、「自分の力で変えられるもの」、つまりは「自分自身の考え方」「自分自身の行動」について「ダメなところ」「悪い点」を見つけるのは全く問題ありません。

なぜなら、「あなた自身のこと」なのですから、「あなた自身で変えられる」からです。

つまり、ネガティブな人は「自分には足りないところが多い」と考えがちなので、言い換えれば、自分の行動を振り返って反省したり、改善点を見つけられる人、とも言えるのです。

そしてこのことにさえ気づけば、「新たなアイデア」を思いつきやすくもなります。

なぜなら、そういう人は「なぜダメだ、不安だと思うのか」、「どうしたらもっと良くなるのか、安心できるのか」と考えることができるからです。

ポジティブな人とは

さて、ここからは、ポジティブな人の特徴、メリットも学んでいきましょう。

ポジティブ、ネガティブ、それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解することで、それらをバランス良く活用することができるからです。

失敗を恐れず何事にもチャレンジできる

ポジティブな人の特徴の1つは、やはりなんといってもチャレンジ精神ではないでしょうか。

一般的に、ポジティブな人のイメージとしては、

  • 自分に自信がある
  • 常に成功をイメージできる
  • 行動力、決断力がある
  • 失敗してもめげない、自分を責めない、長く落ち込まない
  • 上手くいかなくても結果を前向きにとらえ、反省を活かせる

などがあげられます。

これらの要素があることで、何度も何度も挑戦することができ、努力と改善を続けられるので、結果的に成功する可能性も上がっていくというわけです。

何事も楽しむことができる

あなたは何事も楽しむことができているでしょうか?

「そんなことできるわけがない」
「世の中つらいこと、大変なことばかりだ」

という声が聞こえてきそうです。

もちろん、私にもつらいことや大変なことは毎日たくさんありますし、どんな成功者であってもそれは変わらないでしょう。

生まれてから死ぬまで1つもつらいことや大変なことがなく、楽しいことしかない

そんな人がいたら会ってみたいものです。

しかし、「他の人にとってはつらいこと、大変なこと」でも、本人にとっては「楽しいこと」である、といったことはあり得ます。

そして、世の中の成功者、人生を大いに楽しんでいる人たちは、得てしてその状態にあります。

「よくそんな大変なことができますね。私にはとても続けられない」といった質問にも、「大変だとか努力したなんて思ってないですよ。楽しんでやっていただけです」と答える成功者の言葉を聞いたことがあるかもしれません。

なぜそんなことができるのでしょうか?

その理由を理解するために、次の事を理解する必要があります。

  • 「世の中の出来事は、それ自体に良いも悪いも無い」
  • 「原因があるから結果として発生している」

言い回しは人によって様々ですが、伝えたいことは一緒です。

つまり、何かある出来事が起こった時、

「それを良い出来事、あるいは悪い出来事と定義するのは、それを受け止めた人自身」

ということなのです。

これは、すでに理解している人にとってはごく当たり前のことですが、理解するまではなかなか素直には受け入れがたいかもしれません。

誰だって、自分にとって不幸なこと、悪いこと、つらいことが起こったら、それを「悪いこと」と捉えるのは当たり前だと思うかもしれません。

この考え方はなかなかすぐに理解するのは難しいかもしれません。

しかし、まずはこういった考え方があることを知って欲しいと思います。

その上で、何か嫌なことやつらいこと、大変なことが起こった時に、毎回思い出してみて欲しいのです。

いつしかあなたがこの考え方をしっかり身に付けた時、人生が大きく良い方向に変わることは間違いありません。

起こった出来事のどの側面を切り取り、どういう解釈をするかによって、良い出来事とも悪い出来事とも捉えることができます

そうであるならば、

「良い出来事と捉えて、人生を楽しんだり、次の行動につなげる」のと、

「悪い出来事と捉えて、悲観的になり、落ち込んで行動しない」のでは、

どちらが良いでしょうか?

決めるのはあなた自身です。他の誰でもありません。あなた自身で決めることができるのです

悩んでもしょうがない事は悩まない

こちらはネガティブの特徴の中でも少し触れましたが、もう少し詳しく解説したいと思います。

ポジティブな人は、悩んでもしょうがない事は悩まない、という性質があります。

それは、「どんなことも全く悩まない」という事とは違います

「自分の力で変えることができることだけ」について「悩む」のです。

自分ではどうしようもできないものとは、例えば、

  • 「今の会社が潰れたらどうしよう」
  • 「自分の国が破綻したらどうしよう」
  • 「外出して雨が降ってきて濡れたらどうしよう」

といったことです。

他にも、過去に起こったこと、すでに起こってしまったことについても同様です。過去の事をいくら悩んでみたところで、あなたの力で「すでに起きた事象自体」を変えることはできないからです。

あなたがどんなに悩んでも、上記のような、「社会」「世の中」「天気」「過去」といったことは変えられません。どうすることもできません。

あなたにできるのは、「あなた自身の行動を変えるだけ」です。

では、具体的にどんなことができるのでしょうか?

例えば、「今の会社が潰れたらどうしよう」と思うのであれば、自分の能力を高める努力をし、現状のスキルを把握し、転職や起業の可能性について調べてみたり、半年や1年ぐらいなら生活できる貯金をするなど、できることはたくさんあります。

「自分の国が破綻したらどうしよう」と思うのなら、お金に関する勉強をして、外国の通貨で資産を持てる方法を考えてみたり、海外移住について調べてみることだってできます。

「雨が降ってきて濡れる」心配をするのなら、天気予報を調べて、必要なら折りたたみ傘を持っていけば良いではないですか。

折りたたみ傘を持っていくのはまだしも、転職や起業、海外移住なんて無理だよ、と思ったあなた、本当にそうでしょうか?

思考停止に陥ってはいないでしょうか?

本当に何ひとつできそうな事は無いのでしょうか?

あなたができるのは、「自分にできること」だけです。

「できることしかできない」のです。

とても当たり前のように聞こえますが、「できないことばかりやろうとして悩み」「できることを全くやろうとしない」人があまりに多いのです。

「世の中」や「過去の出来事」同様、「他人の心や行動」も同じように、あなたの好きに変えることはできません。

もちろん、結果的に「あなたにとって良い方向に変わる」ことはあるかもしれませんが、それは「あなたが変わった」結果だという事を忘れないでください。

もう一度言います。

「できることしかできない」のです。

だから、「今自分にできること」をやりましょう。

ポジティブな自分になる方法

ここまで読んでこられたあなたは、「ポジティブであること」のメリットもデメリットも理解した上で、「本気でポジティブになりたい」と感じているのだと思います。

少なくとも「ポジティブであること」にメリットは感じているのでしょう。

ここからは、実際に「ポジティブな自分になるための具体的な方法」をお伝えしていきたいと思います。

自分を受け入れる

まずは何より「今の自分自身」「ありのままの自分」を受け入れることをおすすめします。

「いやいや、ちょっと待ってくれ。今の自分がイヤで変えたいから、ポジティブになりたいのに、今の自分を受け入れるだって?」

もしかしたらそう思われたかもしれません。

しかし、そもそも「ポジティブ」とは、現状をきちんと認識した上で、それを前向きに捉え、改善できるところは改善し、受け入れるべきところは受け入れるのが「本当のポジティブ」なのです。

あなた自身にネガティブな面、思考、行動があったとしても、決して自分を責めないことです。

まずは「自分のありのままを客観的に認識」し、「現状を受け入れて」みましょう。

ネガティブな面も含めて、「自分を好きになる」のです。

人間は好きなことなら頑張らなくても続けますし、もっと好きになろうとします。

好きだからこそ、多少のことには目をつぶって受け入れることもできます。

散々お伝えしたように、ネガティブな面にもメリットはあり、ポジティブとネガティブのバランスを取って活用するのが幸せに生きるコツですので、その第一歩として、あなた自身を受け入れる努力をぜひしてみてください。

現状を受け入れる

こちらもすでにお伝えした事ですが、

「出来事自体には良い出来事も悪い出来事もありません」

そこにあるのはただ、「ある出来事が起こった」という事実だけです。

そして、その出来事自体に意味を与えるのは、それを解釈した人自身です。

まずは現状を受け入れましょう。

その上で、「起きた出来事から何が学べるのか」、「その出来事が起きた原因は何なのか」、「その出来事が起きたことで自分にどういう影響があるのか」を考えてみましょう。

いきなり上手くはいかないかもしれません。

出来事の大きさや、その時のあなたの心の状態によっては、なかなか受け入れがたいこともあるかもしれません。

しかし、焦る必要はありません

少しずつ、できることからで良いので、まずはやってみてください。

あなたのできる範囲で少しずつ意識をし、練習のつもりで始めてみてください。

きっと良い方向に動き始めるはずです。

自分をほめてあげる

あなたは「ほめる」のが得意でしょうか?

最近誰かをほめたでしょうか?

人をほめる、というのは簡単そうでなかなか難しいものです。

でも、あなたは最近誰かにほめられましたか?

もしかしたら、しばらくほめられてないなぁ、と思ったかもしれません。

おべっか、お世辞ではなく、心からほめられて嫌な気持ちになる人はいないでしょう。

あなただって、人からほめられたらどうでしょうか?

悪い気はしないのではないでしょうか?

幸せな人生を送っている人、成功者の多くは、ほめるのが上手です。

そして、それは何も「他人をほめる」だけではなく、「自分自身をほめる」ことも含まれます。

これは実際に実行してもらうのが一番実感しやすいと思います。

まずは、どんな小さなことでも何かができたなら自分をほめてみましょう。

「何をほめたらいいんだろう・・・」と思ってしまうのであれば、上達や成果が目に見えて分かりやすいものに取り組んでみるのも良いかもしれません。

例えば、「ウォーキング」「料理」「読書」などです。

  • ウォーキングができた(まずは5分でも10分でもOK)
  • 新しい料理を覚えた(超簡単レシピでもOK)
  • 苦手な読書ができた(1ページでも2ページでもOK)

あなた自身が「やろうと決めてできたこと」なら大いにほめてあげましょう。

例えやってみて自分には合わないと感じ、途中でやめてしまったとしても、それはそれでOKです。

なぜなら、それは自分の本当に好きなことでは無い、と気づくことができたからです。その事をほめましょう。

寝る前に、その日の良かったこと、どんな些細なことでもできたことを思い返して、「自分はよくやった、頑張った」と自分に声をかけてみてください。

それだけで何だか幸福感や達成感を感じ、気持ちよく眠れます。

また、「人から感謝されたこと」や、「誰かのためにしてあげたこと」を思い出し、自分をほめてあげるのも良いでしょう。

「ほめて伸ばす」のは何も他人だけとは限らないのです。

笑顔で挨拶する

「笑顔で挨拶する」

たったそれだけのことなのですが、意外と苦手な人、できていない人も多いような気がします。

あなたはどうでしょうか?

朝起きた時に家族と、会社に勤めているなら出社して誰かに会った時、笑顔で挨拶できているでしょうか?

逆を想像してみてください。

もしあなたが誰かに会った時に、あなたはきちんと挨拶しているのに、相手が無視したり無愛想だったらどうでしょうか?

決して気持ちよくはないですよね?

笑顔で挨拶することで、自分の気持ちが明るくなるだけではなく、相手も気持ちが明るくなるのです。

もちろん、極端に人付き合いが苦手な人や、変なプライドで仲良し以外とは挨拶しない、といった人たちがいるのも事実です。

いきなりそういった人たちにも無理やり笑顔で挨拶しろとはいいません。

無理して頑張っても嫌な気持ちになってしまえばせっかくの良い習慣も続きません。

まずは、挨拶しやすい人からでOKです。

相手から声をかけてくれるのを待つのではなく、勇気を出してあなたから挨拶してみましょう。

最初はドキドキするかもしれません。

でも、相手だって大抵は同じことを考えているのです。

普通は、笑顔で挨拶されたら嬉しいですし、今までその習慣が無かった人がいきなり変わったら最初だけは少し戸惑うかもしれませんが、間違いなく嬉しいはずですし、戸惑うのは最初だけです。

いつしかあなたの周りには笑顔があふれ、あなた自身も気持ちよく1日を過ごせるようになるはずです。

ネガティブな人は、「うちの会社、誰も挨拶しないんだよなぁ。雰囲気も暗くて行きたくないなぁ」と思います。

でも、ポジティブな人は周りのせいにはせず、自ら行動します。

その結果、「うちの会社はみんな笑顔で挨拶するからとても気持ちいいよ。毎日出社するのが楽しみだよ」となるのです。

さぁ、あなたはどちらが良いでしょうか?

自分のやりたいこと、夢を書き出してみる

この方法は、昔からよく言われている方法ではありますが、だからこそ効果も高いものです。

あなたには、自分のやりたいことや夢がありますか?

もしあるなら、それを具体的に誰かに伝えることができますか?

なんとなく、「あれがやりたいなぁ」「こんなことやってみたいなぁ」といった漠然とした希望や夢のようなものを持っている人は多いのですが、それらは大抵かなう事が無いまま忘れ去られていきます。

目的地、ゴールが明確になっていなければ、具体的なやり方や準備が見えてこないからです。

その結果、行動を起こすことができないまま、いつしか忙しすぎて忘れてしまうのです。

例えば、具体的な例で考えてみると分かりやすいかもしれません。

あなたが旅行に行きたい、と思った時、「なんとなく南の島とか行ってみたいなぁ」と思ったとします。それだけで実際に南の島に行けるでしょうか?

おそらく難しいでしょう

「南の島」といっても無数にありますので、まずは「どの南の島」に行くのかを決める必要があります。そうして始めて、「どうやって行くか」「いつ行くか」「どのくらいのお金や時間が必要か」といった準備ができるようになります。

その、「どの南の島に行くのかを具体的に形にする」のが、「自分のやりたいこと、夢を書き出してみる」という行為なのです。

「口に出して誰かに伝える」という方法でも構いませんが、その為にはある程度あなたの頭の中で伝える内容が具体化されている必要があります。

そして、頭の中を整理して、具体化するには「書き出してみる」という方法が非常に効果的です。

「やりたことリスト」「夢ノート」などとも呼ばれたりしますが、要は自分の願望を書き出して可視化することです。

実際にやってみると分かりますが、これはものすごく「ワクワクします」

特に、あなたの夢、やりたいことが具体的になればなるほど、とてもワクワクします。

その結果、夢を実現したいと思い、前向きに行動したくなります。

さらに、漠然としたままだとどう行動してよいか分からず動けなかったものが、目標が明確になっているので、取るべき行動も明確となり、迷わず行動できる、というわけです。

一緒にいて心地よい人と過ごす

人間関係は多くの現代人にとって大きなストレスです。

そして、あなたの周りの人があなたに与える影響は、自分が思っているよりとても大きなものです。

例えば、ネガティブな人ばかりと過ごしていると、いつしか自分もネガティブになります。

逆に、ポジティブな人が周りに多いと、自分も自然とポジティブになれます。

もしあなたがポジティブになりたいと悩んでいるのであれば、あなたの周りにはどんな人が多く、どんな人と多くの時間を過ごしているのか考えてみると良いでしょう。

他人をあなたの思い通りに変えることはできませんが、誰と付き合うか、誰と多くの時間を過ごすか、というあなた自身の環境、生活、人生はあなた自身で選択し、変えることができるからです。

まずは可能な限り、自分の好きな人、一緒にいて心地よいと思える人と過ごす時間を増やしてみましょう。

そうすることで、対人ストレスを減らしていけます。

その上で、他人の良い面も悪い面も学べるポイントとして取り入れたり、上手く付き合っていけば、あなた自身の成長にもつながり、ストレスも減るはずです。

ネガティブな気持ちを書き出してみる

この方法は、自分の夢ややりたいことを書き出す方法に似ています。

あなたの頭の中を整理し、気持ちや考えを可視化して客観的に見る点では同じと言えます。

違うのは、書き出す内容です。

もしあなたがなにか不安を感じていたり、嫌な気持ちになっているのであれば、そこには必ず原因があります。

ただ、意外と「なんだかモヤモヤするけど、なんでだろう」といった感じで、ハッキリとその原因が分かっていない場合もあります。

そして、「言い知れぬ不安」というものは、いわば「未知のもの」です。

人は「未知のもの」には恐怖や不安を抱くものです。

それを解消するには「未知」「既知」に変えてしまえば良いのです。

つまり、「不安や恐怖の原因」を明らかにすれば、どう対処したら良いかも自然と見えてくるので、結果的に安心や安堵につながります。

まずは思いつくままで構わないので、「自分は何にストレスを感じているのか」「何が不安なのか」を書き出してみましょう。

その上で、「なぜそれがストレスなのか」「どういう点が問題なのか」を深堀りします。

そうすることで、可視化された問題点を客観的に認識することができます。

原因や問題点さえしっかり分かれば、あとは解決策を立てて実行するだけです。

もし自分自身では解決策を見つけられないのであれば、他人に相談したり、本やインターネットで調べるなど、方法はいくらでもあります。

そして、原因や問題点さえ明確に把握していれば、適切な質問ができるので、結果的に適切な回答が得られる、というわけです。

「あいまいな質問にはあいまいな回答」しか返ってきません。

「適切な回答が欲しいなら、適切な質問をする」ことが必要です。

意識してポジティブな言葉を使う

「言葉」が人に与える影響は、あなたが思っている以上に大きいものです。

他人の言葉はもちろん、自分が発した言葉も、あなた自身の考えや行動、感情に大きく影響します。

そのため、ネガティブな言葉は、あなた自身がネガティブな人間だという自己暗示を自分にかけてしまいます。

逆に、ポジティブな言葉は、あなた自身がポジティブな人間だという自己暗示をかけてくれるので、継続することで自然とポジティブになれます。

このように、普段何気なく使う言葉だけでも、自分をポジティブな人間に変えていくことはできるのです。

そして、ひとつ気をつけて欲しいことがあります。

それは、「ネガティブな言葉を言ってしまっても、決して自分を責めない」ということです。

「ポジティブな言葉を使おう」と言うと、特に真面目な人は、ちょっとでもネガティブな言葉をつい口にしてしまっただけで、「ああ、またネガティブな言葉を使ってしまった・・・。自分はやっぱりダメだ」と深刻になってしまう場合があります。

しかし、それでは逆効果ですし、ストレスを感じて継続が難しくなってしまいます。

それよりも、深刻にならずに、「言ってしまったネガティブな言葉を、どんなポジティブな言葉で言い換えられるか」、といったゲーム感覚で楽しむくらいがちょうど良いのです。

また、言ってしまった言葉のあとに、「幸せだ」「ラッキーだ」「ツイてる」などと一言付け加えるだけでも、なんだかポジティブな気分になれますし、それでも全く問題ありません。

最初はついつい意識してしまうかもしれませんが、そのうち自然と、自分がポジティブな言葉を多く発している事に気づき、気持ちや行動までポジティブになっていることに気づくはずです。

規則正しい生活で体調を整える

良い体調とポジティブな気持ちには密接な関係があります。それはあなたもなんとなく経験で理解しているのではないでしょうか。

体調が悪い時にはどうにもやる気が出ない、というのはごく普通のことです。また、不規則な生活はメンタルにも悪影響を与えやすいことが分かっています。

反対に、健康であれば自然とポジティブで活動的になりやすいのも事実です。

例えば、何事にも元気いっぱいで活動的で、ポジティブの固まりのような小さな子供でも、風邪をひいて熱があり体調が悪ければ、何もしたくない、という状態になってしまいます。

そのため、健康である、良い体調を維持するということには、メンタル面でも大きなメリットがあるのです。

朝起きて朝日を浴びるだけでも気持ちがスッキリし、健康にも良いですし、美味しいものを食べることで幸福感を感じ、ポジティブになれますので、まずはできることから始めてみるのはいかがでしょうか。

他人をほめる

「自分をほめてあげる」という方法でもお伝えしましたが、「ほめる」ということはポジティブになることにおいてとても効果的です。

そして、人間関係を円滑にするという点でも大きなメリットがあります。

しかし、やはり「ほめる」ことが苦手という人もいます。

そんな時には、ぜひ「他人をほめる」練習をしてみて欲しいと思います。

「その人の良い所を探す」訓練をすることで、結果的に「自分自身の良い所」にも気づきやすくなるからです。

また、他人をほめることで、その人から自分もほめられることもあります。

そうなると誰だって嬉しいでしょうし、時には、自分では気づいていなかった自分自身の意外な良い所に気づけるかもしれません。

様々な価値観の人とコミュニケーションを取ってみる

様々な価値観を持った人とコミュニケーションを取ってみることは、ポジティブになる方法の1つです。

どういうことかというと、自分と価値観の違う人の考えに触れることで、今まで悩んでいたことが実は大したことでは無かったり、誰でも同じ思いを持っている事を知れたりするからです。

そして、新たな考え方に触れることで、新たな問題解決策が見つかることもあります。

特に、自分の国では常識だと思っていたことが、世界の他の国では全く違った、なんてこともごく当たり前にあります。

そのため、海外旅行で異文化に触れたり、外国人と接することで価値観が大きく変わるきっかけになることも多いのです。

リフレッシュする・気分転換する

最後に、リフレッシュの大切さにも触れておきましょう。

普段どんなにポジティブでエネルギッシュな人でも、無限にエネルギーがあるわけではありません。

適宜休息やリフレッシュをしてエネルギーを充電する必要があります。

もしあなたが、「自分はわりとポジティブな人間だと思っていたのに、最近どうしてもネガティブな考えばかり浮かぶなぁ」、という状態であれば、それは心と体が休息を求めているサインかもしれません。

リフレッシュする方法は人それぞれですが、代表的なものをいくつか挙げておきましょう。

  • 好きな音楽を聴く
  • 本を読む(ポジティブになれる方法を学ぶのも良い)
  • 映画やドラマを見る
  • 散歩や運動をする
  • 場所や環境を変える
  • 美味しいものを食べる
  • 寝る、休息する

など、本当に様々あります。

ポイントはやはり、あなたが好きなもの、楽しめること、嫌なことを忘れられるくらい熱中できるもの、などがおすすめです。

無理して頑張ることも時には必要かもしれませんが、大抵はあまり効率的とは言えませんので、煮詰まった時は、思い切ってリフレッシュした方が、結果的にそのあと集中できるものです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

最初にお伝えした通り、ポジティブであることにもメリットとデメリットがあります

100%ポジティブがベストというわけでもなく、かといって100%ネガティブも良くありません。

それぞれの特徴を知った上でうまく活用するのが一番です。

なにより、「考え方をポジティブにする」だけでは、なかなか目標達成は難しいものです。

考え方だけを変えるのではなく、ポジティブに考えた上で「行動を変える」ことこそが最も重要です。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

ポジティブになることにメリットを感じられ、本気でポジティブになりたいと思えたのなら、ぜひともできることから取り組んでみて欲しいと思います。

そして、ぜひ継続してみて欲しいと思います。

今回の記事に関連した、「今日から使える!モチベーションを上げる方法」という記事も参考になるかもしれませんので、興味がある方はぜひそちらも見て頂ければ嬉しいです。

「今日から使える!モチベーションを上げる方法」はこちら

それでは、また。

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