あなたは、心から人生を楽しめていますか?
本当にやりたいことができていますか?
「うーん、できていないなぁ。。。」
「私が本当にやりたいことって何なんだろう・・・」
もしあなたがいま、そう思っているなら、今回の記事は参考になるかもしれません。
エネルギーの源は好奇心
好奇心は強い原動力を生み出す源の重要な1つ
あなたは好奇心旺盛な方でしょうか?
それともあまり何事にも興味や関心を持てない方でしょうか?
もし後者だとしたら、「自分が本当にやりたいことを見つけて、人生を目一杯楽しむ」という点においては、少し損をしているかもしれません。
なぜかって?
「好奇心」は「あなたに強い原動力を生み出す源の重要な要素の1つ」だからです。
かく言う私も、昔から、それこそ幼い頃から人一倍好奇心旺盛な子供でした。
もちろんそれは今でも変わっておらず、相変わらず好奇心旺盛です。
そのせいで痛い目を見たり、手痛い失敗をしたこともありますが、今となってはそれも笑って話せる良い思い出です。それよりも、好奇心が旺盛なおかげで本当に多くの貴重な経験や楽しい体験に出会え、人生が豊かになっているメリットの方が圧倒的に大きいと思っています。
そんな、人生を心から楽しみ、生きている実感を味わい、幸せを噛みしめるような体験や経験に出会うきっかけを与えてくれたものこそ、「好奇心」です。
なぜなら、好奇心がなければ、それらを体験してみようとは思わなかったでしょうし、そもそも調べることも無いので、そんな素晴らしい体験や経験ができるということすら知らなかったはずだからです。
「やる気がない」というのは、「興味がない、やりたいと思わない」という状態ですが、その逆で「興味がある」ものは自然と「やってみたい」と思うのが人間だからです。
知る事=不安や恐怖心を取り除くこと
人はなぜ不安や恐怖を感じるのでしょうか?
その大きな理由の1つが、「知らないから、よく分からないから」です。
つまり「未知のものへの不安と恐怖」です。
多くの人がお化けや宇宙人などを怖がるのも、初めて体験する際にドキドキしたり不安になったりするのも、やはり「未知のもの」だからです。
あなたにも経験があるのではないでしょうか。
未経験のものへの不安、よく分からないことへの恐怖。
でも、これらは、慣れてしまったり、詳しく分かってしまうと、実は大したことがない、と気づくはずです。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」
こんなことわざを聞いたことがあるかもしれませんが、要は「怖い怖い」(この場合は幽霊)と思っていたものが、正体が分かってみたら「ただの枯れたススキ(植物)」だった、つまりはなんてことのないものだった、というものの例えです。
そして多くの人が、おそらくあなたも経験したことがあるはずです。
- やってみたら意外と簡単だった
- 慣れたらどうってことなかった
- なんで以前はあんなに不安だったのか不思議だ
そうです。「知る事こそが、不安や恐怖心を取り除く簡単で最良の方法」なのです。
そして、大抵の事は、正体が分かっていれば落ち着いて対策や取り組み方、向き合い方を考えられるのです。
人生を楽しまなければもったいない
人はいつか必ず死を迎えます
とても当たり前の事ですが、人はついついその事を忘れてしまいます。
それはそうですよね、誰だってできれば死ぬことなど考えず、いつまでも楽しく幸せに生きたいと思うのが普通です。
でも、時に死を忘れる事が逆に人生の張り合い、いわゆる生きがいを見いだせない事の原因だとしたらどうでしょう。
心理学者の研究によると、人が死ぬ間際に最も後悔するのは、「理想の自己」として生きることができなかった後悔なのだそうです。要するに、「本当はこうしたかったのに、できなかった」という後悔です。
緩和ケアの介護を長年つとめた著者が書き、世界中で読まれている有名な本、「死ぬ瞬間の5つの後悔」では、以下のように書かれています。
・自分に正直な人生を生きればよかった
ブロニー ウェア (著)「死ぬ瞬間の5つの後悔」
・働きすぎなければよかった
・思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
・友人と連絡を取り続ければよかった
・幸せをあきらめなければよかった
いかがでしょうか。全て「〇〇すればよかった」という後悔ばかりです。
「〇〇しなければよかった」という後悔、すなわち行なってしまった後悔ではなく、「行わなかった後悔」こそが、人が死ぬ間際に最も後悔することなのです。
もし死ぬ瞬間の後悔について興味がある方は、この本を読んでみると、より詳しく学ぶことができますので、一応リンクを貼っておきます。
研究結果でも、人は長期的に見た時に、したことよりも、しなかったことに対して、より大きな後悔を感じている、という事が分かっています。
人はいつか必ず死ぬのですから、その時に、本当にやりたかった事をやらずに後悔するのが一番つらいですよね。そうならないためにも、あなたが本当にやりたい事を見つけて、やりたい事をやり、人生を楽しまなければもったいないと思いませんか?
やりたいことがない?
「本当にやりたい事をやらないと後悔するのは分かった。でも、そもそも本当にやりたい事が分からない」「どうやって自分が本当にやりたい事を見つけたら良いの?」というあなたの為に、少しでも役に立ちそうなコツや方法を数多くお伝えしますので、まずは1つでも2つでも気になったものがあれば、ぜひとも実践してみてくださいね。
自分のしたいことは何かを考えてみる
とてもシンプルすぎて、「何当たり前の事を言っているんだ!」と思うかもしれませんが、今の世の中は、毎日あまりにも多くの情報であふれている為、常に迷ってしまったり、じっくりと考えを巡らせる事は意外と少ないのではないでしょうか。
まずは可能であれば、リラックスできて誰にも邪魔されない環境で、しっかり時間を取り、「自分が本当にしたいことは何なのか」をゆっくり考えてみて欲しいと思います。
とは言っても、これだけではなかなかうまくできないよ、という人もいるかもしれません。
そんなあなたには、以下にお伝えする「本当にやりたいことを見つけるのに効果的な方法」の中から、まずは1つできそうなものを試してみてください。
きっとあなたも新しい自分、本当の自分に気づけるはずです。
他人と比べない
あなたは誰のために生きているのでしょうか?
親のため?
子供のため?
友人のため?
恋人のため?
自分は自分のために生きているのです
あなたはあなたのために生きているのです
もちろん、「自分のことよりも自分の子供の事が大事」という親御さんや、「自分の事よりも育ててくれた両親のために生きたい」という親孝行な方がいるのも分かっていますし、その方たちを否定する気も全くありません。
でも、少し考えてみてください。
それは本当に「自分のため」では無いのでしょうか?
「あなた自身が、自分の子供を幸せにしたいと思うから」
「あなた自身が、自分の両親を大切にしたいと思うから」
だからこそ、その気持ちや考えにもとづいた行動を取るのではないでしょうか。
もしその気持ちが、「他人の意見や世間体を気にしたもの」によって生まれた気持ちだとしたら、本当に心からそうしたいと思っているでしょうか。
あなたのお子さんから、「私の事を幸せにしてね!」と頼まれたのでしょうか?
あなたのご両親から、「自分の事よりも私たちを大切にして!」と言われたのでしょうか?
おそらく違うのではないでしょうか。
少なくとも心から自分の子供や両親を大切にしたいと思って行動しているみなさんは、自分自身でそうしたいからしているのだと思います。
だから、「他人がそうしているから、私もそうしなきゃ」とか、「誰かに言われたからそうする」のではなく、「自分自身が何を本当にしたいのか」という軸をきちんと分かった上で生きることで人生に迷わなくなるのです。
あなたと他人は違います。違って当然です。
他人はあなたの人生の責任を取ってはくれませんが、良かれと思って意見を言ってくれたり、あなたがやっていること、やろうとしていることを評価してくれたりします。
しかし、他人の意見だけで自分の考えが全く無しで何かを行ない、手痛い失敗をしたとしても、その責任を取るのも、後悔するのも他人ではなくあなた自身です。
それならば、自分がやりたいと思うことを、自分自身でやると決めて行なう方が良くはないでしょうか?少なくとも私はその方がずっと良いと思っています。
他人はあなたが思っているほど、あなたの事を見てもいないし気にしてもいないものですよ。
他人の目を気にしたり、他人の意見や評価に惑わされるのはもうやめにしましょう。
本当に自分がやりたいのか、で考えてみる
もし、やりたいと思ってやっているはずの事なのに、なぜかあまりやる気が出ない、続かない、熱中できない、という場合は、「本当に自分がやりたいことなのか」改めて考えてみましょう。
私たちはつい、世の中の常識や固定観念、あるいは親や知り合いの意見などをもとに、「やらなければいけないこと」を無意識に「やりたいこと」だと思ってやっている場合が多くあります。
人はどうしても、「やる理由」ではなく「やらない理由」を探しがちです。それは、やらない方が、今のままでいる方が楽だからです。これは人間が潜在意識的に危険を避けようとする防衛本能のようなものでもあります。
客観的かつ論理的に考えると、「もし今が全て満たされていて何も不自由が無く安全で快適」だとしたら、何もあえてリスクを取って未知のものに挑戦する必要はない、と判断するのも仕方がないと思えるでしょう。
しかし、現状で何ひとつ不満が無い、という人はほとんどいないでしょう。
そこで、自分自身の潜在意識を納得させるためにも、あなたが思っているやりたいことは、「本当にあなたが心からやりたいと思っていることなのか」を自分自身に問いかけてみるのです。
その際に、「なぜあなたはそれを心からやりたいと思っているのか」という理由をできる限り数多く、具体的に書き出してみると、より効果的です。
多少のリスクを取ってでも挑戦してみたい、と納得できるだけの理由があれば、間違いなくあなたは行動するはずです。そして多少のリスクなんて、「未知を既知に変える」すなわち正体を知って落ち着いて向き合えば、ほとんどの場合大した事が無いと気づくでしょう。
自分が思う、「一番幸せな人生」「可能ならやりたい事」を書き出してみる
あなたにとって、「一番幸せな人生」とはどんな人生でしょうか?
また、もし全く制限や制約が無く何でも可能と仮定した場合、「あなたがやりたい事」は何でしょうか?
これは人によって千差万別で、答えは1つではありません。
だからこそ、考える価値があるのです。
あなたにとっての一番の幸せが、他人にとっての一番の幸せとは限りません。
その逆もまたしかりです。
あなたがもし可能なら心からやりたいと思う事も、他人にとっては興味が無い事かもしれません。
それで全く問題ありません。
これは「あなたにとっての本当にやりたいことを見つける方法」なのですから。
「他の人がやりたいことを見つけてあげる方法」ではありません。
あなたにとっての「一番の幸せ」、あなたにとっての「本当にやりたいこと」はあなた自身にしか分かりません。
そしてこれは、意外と本人も気づいていない事も多いのです。
ですから、まずは実現可能かどうかはさておき、じっくり考えてみてください。そして必ず文字として書き出してみてください。そうすることであなた自身が、あなたの潜在意識がはっきりと、「自分自身が本当にやりたいこと」を認識します。
もちろん、答えは1つだけである必要はありません。いくつあっても構いません。それが心から納得できるものであるならば。
「一番幸せな人生」を実現する為に必要な要素は1つだけではないでしょう。いくつもの要素が実現されて達成されるはずです。
また、「あなたが本当にやりたいこと」も1つではないかもしれません。たくさんあるなら、その分楽しみも増えるというものです。実現できそうなものから、優先順位の高いものから1つずつ挑戦していけば良いのです。
価値観マップで自分の大事にするものを客観視してみる
あなたは、自分自身がどういった価値観を持っているのか正しく把握できていますか?
例えば
- あなたが何に幸せを感じるのか
- あなたが何を大事だと思っているのか
- あなたはどんな生き方をしたいと思っているのか
といった質問にすぐに答えられるでしょうか?
もし今まであまり深く考えた事が無かったという場合は、ぜひ一度あなた自身の価値観を確かめてみることをおすすめします。
その為には色々な方法がありますが、今回はそのなかから3つの方法をお伝えしたいと思います。
- 価値観マップ
- 価値観リスト
- 1行日記
それぞれを詳細に説明するとかなり長くなってしまいますので、今回は概要だけをお伝えします。
価値観マップ
こちらは、「マインドマップ」という思考法を使い、各項目が樹木の枝を増やすように要素をどんどん深堀していく方法です。
例えば、「自分にとっての幸せとは?」という質問に対する答えを考え、思いついたらどんどん右側にサブトピックとして追加していきます。今回の例ですと、「健康」と「家族」がそれにあたります。
他のトピック(「何を大切にしていますか?」等)についても同じように、質問の答えをできる限りたくさん考えて、どんどんサブトピックとして追加していきます。
ひと通り質問の答えが出たら、今度は答えそれぞれ、今回の例ですと「健康」や「家族」について、なぜそれが「あなたにとっての質問に対する答えなのか」という理由をできるだけ具体的に考え、答えの右側にサブトピックとして追記していきます。
こうすることで自分自身の価値観が可視化され、考えも整理され、結果的にはそれがあなたの人生の軸となりますのでとてもおすすめの方法です。
手書きで紙に書いてOKですが、無料で利用できるマインドマップツールもありますので、気になる方は調べてみてください。有名なものですと、「XMind」や「MindMeister」などがあります。
価値観リスト
さきほどの価値観マップと名前が似ていますが、こちらは決められた項目(リスト)の中から、自分が「最も重要だと思う10個」を選び、1位から10位まで優先順位をつける、というものです。
決められた項目というのは、多くの人に当てはまるような、価値観の基準となる項目ですので、その中から自分が最も重要だと思うものを選ぶことで、結果的に「あなたが人生において何を重要と思っているのか」つまりは「あなたの価値観」が可視化される、というわけです。
この手法は昔から心理療法などで使われている手法ですが、メンタリストのDaigoさんが書いた、「ムダに悩まない理想の自分になれる 超客観力」でも紹介されていますので、詳しく知りたいという方はチェックしてみても良いかもしれません。
以下が価値観リストで使う80個の項目です。
- 正義:全ての人を公平に扱う
- 知識:価値ある知識を学ぶ、または生み出す
- 献身:誰かに奉仕する
- 性愛:活動的で満足のいく性生活を送る
- 単純:シンプルでミニマルな暮らしをする
- 孤独:他人から離れて一人でいられる時間と空間を持つ
- 精神:精神的に成長し成熟する
- 調和:周囲の環境と調和しながら生きる
- 興奮:スリルと刺激に満ちた人生を送る
- 貞節:パートナーに嘘をつかずに誠実に生きる
- 名声:有名になって存在を認められる
- 家族:幸福で愛に満ちた家庭を作る
- 協調:他者と協力して何かをする
- 礼儀:他者に対して誠実で礼儀正しく接する
- 余暇:自分の時間をリラックスして楽しむ
- 寵愛:親しい人から愛される
- 愛慕:誰かに愛を与える
- 親密:プライベートな体験を他人と共有する
- 創造:新しく斬新なアイデアを生み出す
- 信頼:信用があって頼れる人間になる
- 義務:自分の義務と責任を果たす
- 受容:ありのままの自分を受け入れてもらう
- 正確:自分の意見や信念を正しく伝える
- 達成:なにか重要なことを達成する
- 冒険:新しくてワクワクする体験をする
- 魅力:身体的な魅力を保つ
- 体力:丈夫で強い身体を保つ
- 柔軟:新たな環境にも簡単に馴染む
- 許し:他人を許しながら生きる
- 友情:親密で助け合える友人を作る
- 安定:いつも一定して変化のない人生を送る
- 寛容:自分と違う存在を尊敬して受け入れる
- 伝統:過去から受け継がれてきたパターンを尊重する
- 適度:過剰を避けて程よいところを探す
- 単婚:唯一の愛し合える相手を見つける
- 反抗:権威やルールに疑問を持って挑む
- 配慮:他人を気づかって世話をする
- 開放:新たな体験、発想、選択肢に心を開く
- 愉楽:遊んで楽しむ
- 秩序:整理されて秩序のある人生を送る
- 情熱:なんらかの発想、活動、人々に深い感情を抱く
- 挑戦:難しい仕事や問題に取り組む
- 目的:人生の意味や方向性を定める
- 合理:理性と論理に従う
- 現実:現実的、実践的に振舞う
- 責任:責任を持って行動する
- 危険:リスクを取ってチャンスを手に入れる
- 寛大:自分の物を他人に与える
- 真実:自分が正しいと思うとおりに行動する
- 信教:自分を超えた存在の意思を考える
- 成長:変化と成長を維持する
- 健康:健やかで体調よく生きる
- 変化:変化にとんだバラエティ豊かな人生を送る
- 快適:喜びに満ちた快適な人生を送る
- 誓約:絶対に破れない約束や誓いを結ぶ
- 慈愛:他者を心配して助ける
- 貢献:世界の役に立つことをする
- 有益:他者の役に立つことをする
- 正直:嘘をつかずに正直に生きる
- 希望:ポジティブで楽観的に生きる
- 謙遜:地味で控えめに生きる
- 快楽:良い気分になる
- 人気:多くの人に好かれる
- 権力:他人をコントロールする
- 権威:他者に対して責任を持って指導する
- 自治:人任せにしないで自分で決める
- 美的:身のまわりの美しいものを味わう
- 庇護:他者のめんどうをみる
- 笑い:人生や世界のユーモラスな側面を見る
- 孤立:他者に依存しないで生きる
- 恋愛:興奮して燃えるような恋をする
- 安心:安心感を得る
- 受諾:ありのままの自分を受け入れる
- 自制:自分の行動をコントロールする
- 自尊:自分に自信を持つ
- 自知:自分について深い理解を持つ
- 熟達:いつもの仕事/作業に習熟する
- 現在:今の瞬間に集中して生きる
- 勤勉:自分の仕事に熱心に取り組む
- 平安:自分の内面の平和を維持する
かなり項目数が多いので、まずは自分にとって重要と思える項目をどんどん書き出していき、そこから少しづつ絞り込んでいって、最終的に10個を選ぶのが良いと思います。この価値観リストもあなたの価値観を明確にするのにとても有効ですので、ぜひ試してみてください。
1行日記
最後にご紹介するのは、「1行日記」です。
その名の通り、毎日たった1行だけ日記を書く、というものなのですが、これが意外と自分の価値観を知る上で効果的なのです。
もともと日記をつける習慣は良いと言われていますが、面倒でなかなかできないとか、やってみたけど続かなかった、という人も多いのではないでしょうか。
日記帳を買って、いざ机に向かってみたものの、何を書いたら良いのか分からなかったり、毎日そこまで書く事が無かったり、と挫折する理由は様々です。
ただ、1行だけ書くなら何とか続けられるのではないでしょうか。
とは言っても、自分の価値観を知るために日記を書くのであれば、何を書くかが重要です。
1行日記は、伊藤羊一さんという方の「1行書くだけ日記 やるべきこと、やりたいことが見つかる!」という本で分かりやすく解説されています。
ポイントをお伝えすると、以下のような方法です。
- シンプルに、その日に起こった出来事と、その時の自分の心の動きを1行で書く
- ポイントは、その時の情景や自分の感情が思い出せるようなキーワードを入れておくこと
- ポジティブな言葉で書くこと
- 読み返した際に、なぜ自分はそう感じるのかを自分自身に問いかけてみる事が大切
実際にやってみると、たった1行書くだけですので慣れてくればすぐ書けますし、後で読み返してみると、確かに、「自分はこういうものに心を動かされるんだ」「こういうことに興味があったんだな」と改めて自分を客観視できます。
興味のある方はぜひ試してみてください。詳しいやり方を知りたいという方のために、ご紹介した本のリンクも貼っておきますので、参考にしてみてください。
自分のやりたくないことを考えてみる
本当にやりたいことを見つける方法として、「自分のやりたくないことを考えてみる」というのも効果的な方法です。
やりたくないこと、嫌いなこと、いやなことが無くなれば、残るのは好きなこと、やりたいことだけです。つまりはあなたにとって幸せで楽しい人生になるということです。
「そんなこと言ったって、やりたくないことを全くやらないなんて無理だろう」
そんな声が聞こえてきそうですが、確かにその通りです。いやなこと全てを無くすのはそう簡単にできることでは無いかもしれません。
ただ、「やりたくないこと」を把握することで、「やりたいこと」も見えてくるのです。
「やりたくないことをどうしたら減らせるか」
「これをガマンするくらいなら、こっちをやりたい」
「いやなことの中でも、これはガマンできるけど、こっちは無理」
といったように、あなたの人生における優先順位や価値観が次第に明確になってきます。
例えば、「満員電車での通勤だけはどうしてもいや!」というのであれば、「リモートワークや自宅でできる仕事を探してみる」とか、「給料が安すぎて欲しいものを買うお金が無いのがツライ」というのであれば、「隙間時間でできる副業について調べてみる」といった感じで、できることは必ずあります。
まずは「あなたにとってやりたくないことは何なのか」、そしてその中でも「絶対に無くしたいほどいやなことは何なのか」を考えてみましょう。
そのあとで、「どうしたら一番やりたくないことを自分の人生から無くせるか」について、方法を考えてみれば良いのです。
あるいは、「やりたくないこと」を考えているうちに見えてきた「本当にやりたいこと」に集中していれば、気づいた時には「やりたくないこと」が気にならないほど人生が変わっていた、なんて例はいくらでもあります。
本気を出した人間の行動力にはそれくらいパワーがあります。
ここであなたに質問です。
「もし今日死ぬとしたら何をしたいか」
「もし1ヶ月後に死ぬとしたら何をしたいか」
「もし1年後に死ぬとしたら何をしたいか」
「もし5年後に死ぬとしたら何をしたいか」
どうでしょうか?
もし今あなたが普段やっていることが質問の答えにあたるなら、あなたは本当にやりたいことができています。
しかし、もし今あなたがやっていることが、「もうすぐ死ぬなら絶対にやりたくない」ことなのだとしたら、それは「あなたが本当にやりたこと」なのでしょうか。
何にでも興味をもとう
「どうしたらできるか」「できる方法」を考えたり探してみる
成功者と呼ばれる多くの人や、人生を楽しんでいる人の多くと、そうでない人たちとの違いとして良く言われる特徴があります。
それは何だと思いますか?
環境や生い立ちが恵まれている?
たまたま運が良かった?
中にはそういう成功者もいるでしょう。
しかし、多くの成功者や人生を楽しんでいる人とそうでない人との大きな違いは、その考え方、マインドセットにあります。
人はどうしても本能的にリスクを恐れ、現状を維持しようとする生き物ですので、何か新しいことに挑戦しようという気持ちになった時に、無意識的にブレーキをかけようとします。
「そんなことは危ないから止めておけ」
「どうせ上手く行かないさ。今のままで良いじゃないか」
「そんなのできるわけないよ。無理無理」
こういった言葉が、時にあなた自身の心の声として、あるいはあなたの身の回りの人からかけられます。あなたも経験があるのではないでしょうか。
しかし、多くの成功者や、人生を楽しんでいる人たちは、それが単なる自己防衛本能や現状維持メカニズムによるものだと知っています。
それは、あなたの心の声だけでなく、他人から言われる場合も同じです。
あなたにそう声をかけてくる友人、知人、家族も、別に悪気があるわけではないのですが、「あなたが変わってしまう」ことにより、「あなたとその人の関係も変わってしまうのではないか」という本能的な恐れから、親切心だと思って声をかけてくるのです。
しかし、すでにお伝えしたように、他人はあなたの人生の責任を取ってはくれません。
もし、「あなたがそこまでやりたいと思っていないこと」であれば、他人の意見を聞いて止めるのも良いでしょう。
しかし、「あなたが本当にやりたいこと」なのに、他人から「やめた方が良い」と言われたぐらいでやめてしまうのでしょうか?
自己防衛本能が機械的にアラートを出し、「やめた方が良い」と心の声が聞こえたぐらいで、それがあなたの人生にとって本当に挑戦する価値があるかどうか本気で考えもせずにやめてしまうのでしょうか?
幸せな人生を送っている人たちは違います。
いきなり「できない」とか「無理」と考えるのではなく、「どうしたらできるか」「できる方法」を考えたり、探してみます。
そもそも、「絶対に実現不可能な夢」なんて「やりたい」とは思いもしませんので、まずは「実現できる方法や可能性」を考えてみるのがおすすめです。
最終的に当初とは少し違った形で実現することもありますが、「あなたが本当にやりたいことの本質」が変わっていなければ、それは成功といえるでしょう。
興味があるものをひたすら書き出してみる
あなたは、「自分が興味のあるもの」をよく理解していますか?
もし改めてじっくり考えたことが無いな、と思ったのであれば、一度時間を取ってじっくり考えてみることをおすすめします。
その際には、ブレーンストーミングのように、思いついたものをひたすらノートに書きだしたり、スマホやパソコンに打ち込んでみると効果的です。
どんなに考えても、もうこれ以上でてこない、というくらい考えて、書き出してみてください。
意外と新たな気づきがあるものですよ。
人によってはたくさん出てくるかもしれませんし、もしかしたらほとんど出てこないかもしれません。でも、1つも無いという事は無いと思います。
出てきた興味のあることについて、
- 共通点はないか
- 特に熱中できるものはあるか
- なぜ自分はこれに興味があるのか
こういったことを考えてみると、本当にやりたいことが見えてきます。
良かったら一度試してみてください。
とりあえずやってみる
とりあえずやってみる、というのはとても大事です。
私自身もとても好奇心旺盛ですから、面白そうと思ったら、とりあえずやってみるようにしています。
結局のところ、実際に体験・経験してみないと、「あなたにとってやりたいことなのか」「あなたが面白いと感じることなのか」「あなたが幸せを感じられることなのか」は分からないからです。
いくらネットで調べたり、本を読んだり、他人の感想を聞いたとしても、それはあくまで他人の意見であり、あなたの感想と全く同じとは限りません。
もちろん、事前にある程度情報収集をしておくことで、より楽しめたり、リスクを下げたりできるので、下調べは時に必要です。
しかし、調べすぎて怖くなったり面倒になってしまって、せっかく面白そうと興味を持ったのに、やっぱりやめよう、と思ってしまうぐらいなら、命の危険などが無い事であれば気軽に考えて、とりあえずやってみる、という姿勢が大事です。
きっと新しい出会いや発見があるはずです。
読書をする
あなたは読書をよくする方でしょうか?
もしあなたが、「本当にやりたいことがみつからない」と悩んでいるのに、読書をほとんどしていない、のだとしたら、それはとてももったいないと思います。
なぜなら、「自分がまだ知らないこと」には興味を持つことができないからです。
あなたの本当にやりたいことがあるにも関わらず、あなた自身はその好きなことにまだ出会えていないだけだとしたら、どうでしょうか?
「知っているけどまだやっていない」のと、「知らないのでやっていない」のは全く違います。
読書をすることで、あなたがまだ知らないこと、出会っていない分野に出会えるのです。できれば、あまりジャンルにこだわらずに読んでみるのがおすすめです。
私は読書が好きですので、以前はよく図書館に行き、あらゆるジャンルの本を片っ端から読破していました。科学、歴史、経済、教育、娯楽、自己啓発、何でもとりあえず読んでみました。
もちろんとても面白かった本もあれば、そこまで面白いと感じなかった本もあります。ただ、図書館は何冊読んでも無料ですから、自分に合わない本であれば、全部読まずに返却しても全く問題ありません。
逆にジャンルを決めないことで、今まで知らなかった世界を知ることができ、自分の新たな興味に気づけるので、とてもおすすめです。
最近では、スマホやタブレットなどで好きな本が読める「Amazon」の「Prime reading」や、読み放題の「kindle unlimited」もとっても便利です。
私も利用していますが、外出せずに本を探せますし、本棚があふれて置き場所に困ることも無いのですっかりハマっています。本をたくさん読む方ならかなりお得感を感じられると思いますので、興味がある方はぜひチェックしてみてくださいね。
面白かったことがあったら、他人に伝えてみる
もしあなたが、何か面白いと思ったことに出会ったら、それを誰かに伝えていますか?
もしやっていないのであれば、ぜひとも誰かに伝えてみることをおすすめします。相手は誰でも構いません。家族、友人、知人、あるいはSNSやインターネットを使って不特定多数の人に伝えるでも構いません。
なぜなら、あなたが面白いと思った理由を、あなた自身が客観的に整理できるからです。
誰かに何かを伝えるためには、伝える内容をきちんと理解・整理して伝えないと伝わりません。そのため、あなたが面白いと思ったポイントと、面白いと思った理由などを分かりやすく整理して伝える必要があります。
伝え方は、直接話しても、文字で伝えても、画像や映像でも何でも構いませんが、画像だけよりも映像、映像だけよりも文字や言葉で補足がある方が伝わりやすいのは何となく理解できると思います。
どんな方法であっても、他人に自分の感動や面白いと思ったポイントを伝えるのは意外と難しいものです。だからこそ、上手く伝える努力をほんのちょっとしてみるだけで、あなた自身にとっても自分の興味関心のポイントであったり価値観を知る事ができるのです。
実際、世の中のインフルエンサーと呼ばれる人たちは、他人に上手に伝える技術を身に付けて活用することで、多くの「いいね」や共感を集めていますよね。
もちろんあなたにインフルエンサーを目指せとは言いませんが、他人に上手に伝えられて、共感を得られることは、あなたにとっても、幸せを感じられたり、改めて自分自身の価値観を認識できるなど、メリットも多いのです。
人生に迷ったときはワクワクする方へ進め
人生に迷った時、決断に迷った時、私が心がけているのは、ただ1つです。
「人生に迷った時はワクワクする方へ進め!」
自分がワクワクするということは、自分が興味あること、やりたいことの要素があると思うからです。また、これは自分の価値観や興味を深く理解すればするほど精度があがると感じています。
目標を立てたのに実践できないのは、本気でやりたいことでは無いから
せっかくしっかりと目標を立てたのに、なぜか途中で挫折してしまった経験はないでしょうか?
その理由は、「あなたが本気でやりたいことでは無いから」かもしれません。
もちろん、目標や計画が無謀だったり、何かの事情でうまくいかなくなったという場合もあるでしょう。しかし、本気で達成したい目標であれば、仮に計画がずさんだったとしても、何とか修正して達成する方法を探しますし、どんな困難があっても、最終的には必ず達成しようと努力し続けるはずです。
上手な目標の立て方を知っていれば、達成の可能性やスピードも高まるのは事実ですので、こちらについてはまた別の機会にお伝えしたいと思います。
今回お伝えしたいことは、
「本当にやりたいこと、欲しい結果なら、自然と興味もわき、勉強もし、実践する」
ということです。
ワクワクできる目標であれば、きっとあなたも、どんな困難にも負けずに達成しようと努力し続けるはずです。
逆にいうと、もし途中で挫折してしまった場合は、自分を責めるのではなく、「その目標はあなたが本当にやりたいことなのか」を考えてみる方が良いでしょう。
失敗を恐れない
「失敗するのが怖くて挑戦できない」という方が多くいます。
でも、失敗を恐れる必要は全くありません。
そもそも「失敗」とは何でしょうか?誰が決めるのでしょうか?
「失敗とは欲しい結果が出る前に自分が失敗したと決めてしまう」ことです。
つまりは「あなた自身」が「失敗」だと決めているだけです。人によってはそれは「失敗」ではなく「経験」と捉える人もいます。どう捉えるかはその人次第です。
実際、世の中に100%成功するものなんてそうそうありませんので、何かに挑戦しようとすれば大体は何度か失敗します。ましてや新しいことに挑戦する場合、失敗はつきものと言っても良いでしょう。
それなのに、失敗を恐れていたら、新しいことなんてできませんよね。
もちろん、事前準備をしてリスクをコントロールし、失敗する確率を下げることは可能かもしれませんが、それだって確実とは言えません。実際にやってみないと分からないことはたくさんあるからです。
それよりも大事なことは、「まずは実行できたこと」、これが一番大切です。
実行できたあなたを大いにほめてあげましょう。仮に思った結果が出なかったとしても、全くやらなかった時より圧倒的に良いからです。
挑戦した分経験値が上がっていますし、上手くいかない方法も学べていますので、挑戦していない他人より何歩も先を行っています。あとは、やり方を変えたり、コツコツ時間をかけて続けていけば必ず結果は出ます。
偉大な成功者たちがそうやって失敗を失敗と捉えず、経験として活かして成功したのは有名ですよね。
参考までに、発明王エジソンの有名な言葉を紹介します。きっと勇気をもらえるはずです。
失敗したわけではない。
トーマス・エジソン
それを誤りだと言ってはいけない。
勉強したのだと言いたまえ。
私は失敗したことがない。
トーマス・エジソン
ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。
私たちの最大の弱点は諦めることにある。
トーマス・エジソン
成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ。
ほとんどすべての人間は、もうこれ以上アイデアを考えるのは不可能だというところまで行きつき、そこでやる気をなくしてしまう。
トーマス・エジソン
勝負はそこからだというのに。
もちろん、生まれつきの能力の問題もまったく無視はできない。
トーマス・エジソン
それでもやはり、これはおまけみたいなものだ。
絶え間なく、粘り強く努力する。
これこそ何よりも重要な資質であり、成功の要といえる。
副業をやってみる
最後に、やりたいことを見つけるのにもメリットが多い、副業について簡単に触れておこうと思います。
趣味や人生の目標が多くあるという人は無理してやる必要もないとは思いますが、特に趣味や目標も無いけれど、新しいことに挑戦して、本当にやりたことを見つけたい、というあなたにはおすすめできる方法です。
なぜなら、「お金」というのは1つの大きなモチベーションになるからです。
副業といっても数多くありますから、詳細はまた別の機会にご紹介するとして、ここでは副業を行なうことのメリットをお伝えしたいと思います。
副業を行なうメリットは、
- 万が一稼げなくても新たなスキルや人脈、知識が得られる
- ネットを使った副業なら初期費用もほとんどかからないものが多い
- 上手くいけばお金や生活、人生に余裕ができ、理想の人生への近道となる
他にもメリットはありますが、昔に比べていまは非常に副業しやすい時代になっています。
インターネットの発達により、誰でも気軽に多くの情報を学べるようになり、しかもその多くが無料です。
さらにはネットビジネスが成熟し、手法が確立したものも多くありますので、お小遣いを稼ぐ程度なら、正しく行えばそこまで難易度は高くないものもあります。それでいて大きなリスク、例えば大きな初期費用や運営費用が必要といったこともありません。
もちろん実際に始めるには、正しい知識を得るための勉強や、あなたに合った副業を、正しいやり方で継続していく必要もありますが、得られるものは多く、それでいて失うものはほとんどありません。
興味を持って調べてみる分にはタダですし、その過程であなたが本当にやりたいことが見つかる可能性が少しでも拡がるとしたら、やらない理由があるでしょうか?
副業の超初心者の方については、気軽に相談できるようなサービスも作りたいと考えてはいますが、世の中には高額な詐欺サービスなどもありますので、それには気をつけてください。
まずは無料で学べるものだけで十分です。
しばらく学び、少しやってみて、本当に続けたいと思えるようになったら、その時に改めて有料のサービスなども検討してみれば良いだけです。
いまはブログやYouTubeなどでも無料で役に立つコンテンツがたくさんありますので、興味のある方は探してみるのも良いと思います。
また、このブログ「エナブロ」でも今後要望が多ければ副業についても詳しくご紹介できればと思っています。
もしエナブロが少しでもあなたの役に立てたなら、とても嬉しいです。
この記事を最後までお読みいただきありがとうございました。
もしご質問やご相談などがあれば、お気軽にお問合せフォームからご連絡ください。
それでは、また!
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