開運グッズとは
今回は、「開運グッズ」について私なりの考えも交えながらお話していければと思います。
世の中には「開運グッズ」と呼ばれるものや、それに類するものは数多く存在しています。それは何も現代に限ったことではなく、はるか昔から存在していました。
誰もが納得する明確な定義、というものは無いかもしれませんが、一般的なイメージとしては、文字通り「運が開ける」ということで、「幸運が訪れるイメージ」を持たれる方が多いのではないでしょうか。
また、「悪い出来事などが自分の身に起こらないように守ってくれるモノ」といったイメージもあるのではないでしょうか。
「開運グッズ」と呼ぶかどうかは人それぞれですが、「お守り」なども大きなくくりでは同じ仲間ではないかと私は思っています。
現在では、開運グッズは神社仏閣などで買う事ができるものから、お店やネット通販などで手に入るものまで様々です。
また、「幸運が訪れる」や「災難などから自分を守ってくれる」という点では、「パワースポット」も同じように人気があります。こちらは「モノ」ではなく主に「場所」を指しますが、「自分の力だけ」ではなく「目に見えない神秘的なパワー」の助けが欲しい、という思いの対象としては、これも同じジャンルではないでしょうか。
そんな大人気の「開運グッズ」や「パワースポット」ですが、なぜそもそもこんなにも人気なのでしょうか。
最近では開運グッズやパワースポットもかなりの数が存在しますので、いったいどこまでが本物、つまりは効果を実感できるのか、どこからがそうではないのかが分からなくなっている気がしています。
そこで、今回は、「本当に開運グッズやパワースポットの効果は実感できるものなのか」、もし実感できるのだとしたら、「一体なぜ開運グッズやパワースポットには開運パワーがあるのか」、その秘密を私なりに考えてみようと思います。
ただ、先にお断りしておきますが、こういった話題を取り上げると、少なからず「オカルト的要素」を強く信じる方たちと、一切信じない方たちで議論になるケースを目にします。
しかし、私としてはどちらか一方を否定も肯定もする意図はありません。
個人的には「都市伝説的な話題」も好きではありますが、かと言って盲目的に全てを信じることも無く、どちらかというと「なぜそうなのだろう」「実際はどうなのだろう」といった強い好奇心からくる興味によるものです。
ですので、今回この話題を取り上げた理由も、
「開運グッズやパワースポットの力を頼ってみたいけど、どう向き合ったら良いのだろう」
「開運グッズを買ってみたものの、本当に信じて良いのだろうか」
といった感じで悩んでいるあなたへ、私なりの提案、という感じで気楽に読んで頂ければと思います。
開運グッズのパワーの秘密
開運グッズと一口に言っても、うたわれている効果効能は様々です。
健康運、恋愛運、仕事運、金運、そして厄除けなど。
まずここでは、一番身近でありながらも、古くから身の回りにある「御守り」について触れてみたいと思います。
御守りのイメージとしては、主に災難などから身を守るために身につけるモノ、という印象が強いかと思います。
交通安全の御守りなどもそうですし、厄年などの厄除けとしても御守りがあります。
また、安産の御守りなどは、出産時に何事もなく無事に産まれますように、という意味合いが強いですので、これも目に見えない悪いことから身を守って欲しい、という意味合いが込められていると思います。
同じように、「お札」や「護符」なども同じ印象ですし、古くから存在し、現在でも目にする機会はあります。
もちろんこの習慣は日本だけではなく、世界中に同じようなものが存在しています。
アミュレット、タリスマン、チャーム、など呼び名や形は様々ですが、あなたを災いから守ってくれるもの、として大切にされている点では同じです。
これらの事実からも、全ての御守りや開運グッズ、パワースポットが商業的なもの、あるいは実際には効果が無いプラシーボ的なもの、と断定するのはいささか無理があるのでは無いか、と思いませんでしょうか。
単なる一過性のブームや、巧みなマーケティング等による産物で、実際には全く効果が無いものが、はるか古代から現代まで、風習として生活に根付いた状態で世界中に残り、これだけ多くの人たちに影響を与えているとは、私にはとても思えないのです。
では次に、「なぜ人は御守りに安心感を感じるのか」という点について考えてみたいと思います。
なぜ人は御守りに安心感を感じるのか
あなたが「不安を感じる」時、御守りを手にして「安心感」を感じた経験は無いでしょうか。
例えば受験、スポーツの大事な試合、などとても不安や緊張を感じるような場面などで。
それらはおそらく、
「頑張って努力してきたその成果を、しっかり全て出し切りたい」
「なにか不慮の事態が起きて上手くいかなくなる、という事だけは避けたい」
といった心理から、「神様など超自然的な力に少しでもあやかりたい」「自分自身の力ではどうしようもない事態を何とか防ぎたい」という気持ちが起こるのではないでしょうか。
だからこそ、「御守り」に「何か」を感じ、そこにすがりたいと思い、手にすることで「安心感」を感じるのではないでしょうか。
この考えが間違っていないとすれば、「御守り」には「人が安心感を感じる何か」があることは間違いないということになります。
ただ、その「何か」が仮に「神様」や「超自然的」な力だとすると、新たな疑問が浮かびます。
「では、神社仏閣で手に入る御守り以外には開運や厄除けなどのパワーは無いのか?」と。
そこに込められた思いこそがパワー
神社仏閣で手に入る御守り以外には開運や厄除けなどのパワーは無いのでしょうか?
例えば、手作りの御守りにはパワーは全く無いのでしょうか?
手作りの御守りを手にして安心感を感じる人は1人もいないのでしょうか?
そんなことは無い、と私は思います。
だとすると、「人が安心感を感じる何か」は、「神様」や「超自然的」なもの以外の可能性が出てくるのではないでしょうか。
それはなんでしょうか。
私は、「思い」だと考えています。
「モノそれ自体のパワーではなく、そこに込められた人の思いこそがパワー」ではないかと。
例えば、注射が苦手な子供が、親の手を握ると少しだけ気持ちが落ち着く、という経験をした、あるいは光景を目にした、という事は無いでしょうか。
それは親に何か「超自然的な力」がある、というよりも、「親の子を思う気持ち」が子供に安心感を与えているのではないでしょうか。
さらには、「子供が親に持っている信頼感」という思いも大いに「安心感」を与えるパワーになっていると思います。
だからこそ、仮に親がその場に一緒にはついていってあげられなかったとしても、「これを持っていけば安心だよ。不安な時はこれを握りしめなさい」と親から子に渡された「何か」は、もはや「御守り」であり、安心感を与えるパワーを持つことになります。
実際、「大好きな人にもらったモノ」が「あなたにとっての御守り」である、という人も少なくないのではないでしょうか。
それは実際に「御守り」そのものである場合もあるでしょうが、「モノ自体」が何であるかは「パワーがあるか」とは関係が無い、と私は思います。
作成した人の思い、購入した人の思い、プレゼントであれば渡した人の思い、これこそが「モノ」にパワーを与え、結果的に持つ人が「安心感」などを感じるのではないでしょうか。
また、神社仏閣で手に入る由緒正しい「御守り」であっても、そこにはやはりその神社やお寺の方たちの強い思い、訪れてくれた人たちの幸せを願う強い思いがあるからこそ、その御守りにも強いパワーが宿るのではないか、と私は思います。
心のよりどころにするのは良いが、依存してはいけない
ここまで、開運グッズのパワーの秘密についてお話してきましたが、最終的には、「あなたがそのモノを身につけたり、身の回りに置く事により、安心感を得たり、自信を持てるように感じられるのであれば、それは効果があるということ」だと言えます。
どんなにみんなが「良い」とか「効果があった」と言っていたとしても、あなた自身がその効果を感じられない、そのモノを信じられない状態であれば、せっかくの素晴らしい開運グッズであったとしても充分な効果を発揮できないからです。
逆に、あまり世間では知られていないものや、あなた独自の思い入れがあるモノであっても、あなた自身がその効果を信じ、感じることができるのであれば、大いに活用すれば良いのです。
しかし、ひとつだけ気をつけて欲しいことがあります。
それは、「モノに依存してしまう」ことです。これは避けるべきです。
そのモノが無いと不安で不安でしかたがないと感じたり、自分は何ひとつ努力せず、そのモノさえあれば全て上手くいくと思ってしまうのは「依存」です。これはNGです。
なぜなら、依存状態では、あなた自身の成長や意志も無く、良くも悪くも全てその「モノ」によってあなたが支配されてしまっている状態だからです。
そのような状態で得られた結果に、あなたは満足し、価値を見いだせるでしょうか。
例えば、受験生が合格祈願の絵馬を奉納したり、御守りを身につけることによって、イレギュラーな不運が起きずに、安心して本来の自分の実力を存分に発揮できるのだ、と思えるのであれば、それは効果があります。
しかし、御守りだけ手に入れて、一切勉強をせずに、受験に合格できると思うのは違いますよね。
仮に合格できたとしても、それは目標とするレベルが低すぎて、元々努力しなくても達成できた目標だった、というだけのことでしょう。
開運グッズとの上手な付き合いかた
開運グッズを上手に活用するコツは、「決して依存はしないが、心のよりどころとして、それがあると頑張れる」という状態が良いです。
例えば、あなたのモチベーションを上げ、安心して努力に打ち込めるモノ
例えば、あなたが信じられるだけの思いがこもったモノ
例えば、あなた自身がパワーを感じられるモノ、場所など
まずは、あなた自身の感性や直感を大事にしましょう。そのモノや場所から、あなたが何を感じるか、が重要なのです。
あなたが心地よい、元気が出る、安心感を得られる、といったモノや場所であれば、それはあなたにとっての立派な開運グッズやパワースポットと言えます。
私も一時期かなりパワーストーンや開運グッズにハマっていた時期があり、パワースポットなどは今でも好きでたまに行きますが、やはり何か直感的に感じるモノや場所、というのは確かにあります。
同じパワーストーンでも、一目で気に入って買ったものなどは、やはり愛着もわき、常に身につけ、そうすると不思議な安心感ややる気が起き、結果的に行動力が高まったり自信が持てるなどで良い結果を多くもたらす経験は何度もあります。
また、疲れている時などに由緒ある神社などに参拝に行き、そこで樹齢何百年といった御神木を目にするだけで、不思議な癒し効果を感じて元気になる、といった経験も何度もあります。
ぜひあなたも、「あなたの感性を刺激するモノや場所」との出会いを楽しんで頂ければと思います。
風水と色彩心理学を活かした効果別開運グッズ
最後は、あなたが自分にぴったりの開運グッズを探してみよう、と思った時の参考になりそうなお話を少しできればと思います。
おそらく多くの人が開運グッズに興味を持つ状況として、何かしら目的があると思います。
例えば、「お金が欲しい(=金運アップしたい)」とか、「もっと健康になりたい(=健康運アップしたい)」、「すてきな恋人が欲しい(=恋愛運アップしたい)」などです。
そこで、今回は、「風水」と「色彩心理学」の基礎知識を使って、目的にあった開運グッズを見つけるポイントをお伝えできればと思います。
風水については、多くの方が何となくどういったものかぼんやりでもご存じではないかと思いますので、「色彩心理学」について少しだけ解説したいと思います。
色彩心理学とは
実は色についての研究というのはすでにかなり以前から進んでおり、実際にマーケティングなどにも広く活用されていることは、ご存じの方も多いかもしれません。
色彩心理学とはその名の通り、色が私たちの心理や行動にどういった影響を与えるのか、を研究する学問です。
色彩心理学においては、色にはそれぞれ特徴があり、色によって私たちの心理や行動に与える影響も異なることが研究で分かっています。
例えば、赤は強いエネルギーをイメージし、暖かさも感じる色で、実際赤に囲まれた部屋では体感温度も上がるという実験結果もあるほどです。
他にも、オレンジはポジティブで楽しい雰囲気で、食欲も促す効果があるため飲食店や食卓などに合う色ですし、緑は安らぎの色で、筋肉の緊張をほぐし、リラックスさせてくれる。また血圧を下げる効果もあるとされます。
そして、青は興奮を鎮めて感情を抑制するため、集中力が必要な場面で良い色とされています。
他にも色ごとに様々な特徴があることが研究で分かっているのです。
これらを頭に入れながら、風水も組み合わせた目的別の法則を見ていきましょう。
健康運
風水的には、健康運を上げる方角は「南西」と「北東」とされ、これらの方角をキレイにしたり、環境を整えることが効果的と言われています。
また、色はグリーンが良く、生命力を高めるオレンジも良いとされます。
アイテムとしては、例えば「翡翠(ヒスイ)」などはキレイなグリーンでおすすめですね。
金銭運
風水的には、金銭運アップには玄関、特に靴を整理する習慣をつけることで、良い運気が入ってきやすくなるので良い、とされます。また、キッチンを整理整頓してキレイにするのも良いです。風水ではキッチンは「水」と「火」の気が同居する場所としてとても重要視されます。
色としては、山吹色が良いと言われ、良く知られている金運アップの色である黄色よりもさらに強力とも言われます。
恋愛運
恋愛運アップという点では、風水では相性の良い組み合わせとして、「北」に「赤」、「東南」に「ピンク」、「南」に「緑」と言われます。
実際、ピンクは女性らしい、女性に人気の色ですし、色彩心理学的にも、恋をしている時や幸せな時、そして愛や幸せを欲している時にはピンクが気になると言われています。
また、風水においては、適度な断捨離で部屋を整理整頓することで、「風」の通りが良くなるので、「良いご縁」が運ばれてくる、と考えます。
仕事運
風水における仕事運アップは、玄関と寝室をキレイにすることがおすすめされています。
これについては風水を抜きにしても、やはり仕事ができる人というのは整理整頓が自然とできているイメージがありますし、仕事から帰ってきた時に玄関がキレイなら気持ちいいですし、寝室がキレイであればゆっくりと休んで英気を養えますので、理にかなっていますよね。
色としては、東に赤いものを置くことでやる気を高める、と言われています。
赤は確かにエネルギーの色ですが、赤ばかりでは疲れてしまいますので、適度に使うのが良いでしょう。
勉強運
最後は勉強運ですが、風水的には濃い青が良いとされます。
これは集中力を上げてくれるからと言われますが、確かに色彩心理学でも青は集中力を高めると言われているのが面白いですよね。
ただし、全て青だらけだと、風水的には陰のパワーが強すぎると言われ、適度に黄色やゴールドを入れてバランスを取るのがおすすめとされます。
いかがだったでしょうか。もしこの記事を読んで、あなたなりの開運グッズを見つけてみたいと思ってもらえたなら幸いです。ぜひともあなたの人生を良くする手助けをしてくれるようなステキなグッズやパワースポットを探してみてくださいね。
最近話題になっている開運グッズ専門店の情報も載せておきますので、興味がある方はのぞいてみてください。
それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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