今回は「潜在意識シリーズの第2弾」です。
今回は目標を達成するのに重要な役割を果たす「潜在意識」についてと、「目標を達成するということそのもの」、そして「正しい目標の立て方」についてお伝えしたいと思います。ぜひ最後までお楽しみください。
目標を達成する習慣、成功グセをつける
アイデアを形にする
突然ですが、「あなたはアイデアが豊富な方でしょうか?」
「いつもアイデアがどんどんあふれてくるタイプでしょうか?」
それとも、「なかなか良いアイデアが出てこないなぁ」という事が多いでしょうか。
アイデアの出し方などについては、また別な機会があれば記事にしてみたいと思いますが、今回は、「目標を達成するためには、アイデアを形にして、さらにすぐに行動に移す」ことが大切、というお話です。
もしかしたら、あなたの周りでもこんなことを言っているのを耳にしたことがあるかもしれません。
なにか画期的なサービスが発表されたり、人気になっているのを目にして、「あー、あれ、俺も同じこと考えてたんだよなー」と。
もしかしたら、あなた自身がそうつぶやいたことがあるかもしれません。
しかし、これは何も珍しいことではありません。昔の私も同じでしたし、多くの人が取っている行動だからです。
大抵の人は何か良さそうなアイデアが頭に浮かんだとしても、頭で思っているだけで、アイデアを形にできずに、結局他の人に先に形にされてしまうからです。
潜在意識の第1回でもお話したように、まずは第一歩を踏み出す、行動を始めることこそが大事なことであり、目標達成のカギとなります。
ですから、考えたことを先延ばしせずに、今できることをすぐに行動に移すことがとても重要です。
そして、第一歩を踏み出し、現状維持メカニズムを理解して行動し続けていけば、目標達成は時間の問題です。
このあたりがまだしっくりきていないという場合は、再度第1回の記事を読んでみてください。
ゴールを決めて、その目標を達成する習慣をつける
さて、今回の最初のテーマは、「目標を達成する習慣、成功グセをつける」です。
習慣というくらいですから、無意識にできるようになるまで繰り返すのが結局は近道ですので、「ゴールを決めて、その目標を達成する習慣をつける」というのが、あなたが行なうべき方法となります。
とはいっても、「そんなにしょっちゅう目標達成なんてできないよ」と思われるかもしれません。
最初は大きな目標でなくても大丈夫です。まずは小さなゴールでも良いので、少し頑張れば必ず達成できるゴール、目標を立てて行動する、を繰り返しましょう。
最初の目的としては、あくまで「成功グセをつける」のが目的ですから、小さな目標達成で良いのです。逆にいきなり難しい目標を立ててしまい、達成できなかったり、達成までに時間と労力がかかり過ぎて、1つ達成するだけでヘトヘトになってしまい、繰り返すことができないようだと意味がないからです。
ただし、この時の目標は「何でもよい」わけではありません。
「今までやっていなかったもの」で、「もともとやりたいと思っていたけれどできていなかったもの」がベストです。
もうすでにできていることでは達成の意味が無いですし、せっかく目標を立てて多少なりとも努力をするのであれば、「あなたがやりたいと思っていたけどできていなかったこと」の方が、やる気も起きるでしょうし、達成感も大きいからです。
もう一度言いますが、成功グセをつける際に大事なことは、「確実に達成できるゴールを設定して、確実に達成すること」です。
その目的は、潜在意識に「あなたが目標を設定してやることは、達成できることだ」と認識させることです。
これを実践することこそが、「潜在意識への強力な暗示」となります。
潜在意識をコンディショニングする
あなたの目標達成に潜在意識の力を存分に使うためには、潜在意識のコンディショニングも大切となってきます。
なぜなら、目標を設定しても達成できるかどうか分からない状態では、潜在意識の力を100%活用できないからです。
逆に、「目標を設定すること」がイコール「達成できること」というコンディショニングができれば、「できることをやる」=「やることはできる(達成できる)」と自然に思えるような状態になれます。
そのために、先ほどの「目標を達成する習慣づけ」が重要になってくるというわけです。
また、目標を考える際におすすめなのは、「手書きで文字を書く」ことです。
手書きで文字を書く事で、潜在意識をより働かせることができますし、アイデアを出す時にも手書きで書く方がアイデアがでやすい、と言われています。
実際私自身も普段はほぼパソコンで文章を書くことがほとんどなのですが、なにかアイデアを出したり、頭の中を整理する時などは、あえてノートに手書きで書く事で、新しい発想が生まれることもよくあります。
ぜひこちらもお試しいただければと思います。
目標達成にはデメリットもある
得るものもあれば、失うものも必ずある
ここからは、「目標達成の現実・真実」についても少しお話したいと思います。
それは、「目標達成にはデメリットもある」ということです。
「え?自分で達成したいと思って決めた目標を達成できたなら良いことばかりで、デメリットなんて無いんじゃないの?」
あなたもそう思うかもしれません。
しかし、「得るものもあれば、失うものも必ずあります」
目標を立てる際に、この事実を頭に入れておかなければ、いざ目標達成に向けて努力し始め、達成が近づいてきたとしても、思っていた理想と違って挫折してしまうかもしれませんので、とても重要なことです。
どういうことなのか、もう少し具体的にお話しましょう。
例えば、あなたがずっと恋人が欲しいと思っていたとして、「いついつまでに恋人を作る」という目標を立て、努力を重ね、見事恋人ができたとします。
そのことはとてもステキな事ですし、幸せな気持ちになれるでしょう。
しかし、一方では、例えば今までは自分のためだけに自由に使えていた時間やお金も、これからは恋人の為にも使う必要がでてきます。
疲れていても、休日はデートしたり、誕生日やクリスマスにはプレゼントやディナーを用意したり、などなど。
時にはケンカもするでしょうし、イヤな気持ちになることもあるかもしれません。
もちろん、そういったデメリットといえる部分も全て理解し、納得した上で、あなたにとっては恋人がいるというメリットがデメリットを大きく上回るのであれば、全く問題はありません。
つまりは、「得るものと失うもの」をきちんと理解し、納得している状態だからです。
多くの人は、目標を達成していく過程で、良い面ばかりを見て、悪い面、デメリット、失うもの、犠牲にしなければいけないものを、ついつい見ないようにしてしまいがちです。
しかし、それではせっかく努力して目標を達成できそうになっても、途中で幻滅し、挫折してしまいます。
それを防ぐためには、最初からデメリットも想定しておき、そのデメリットがあったとしても達成したいと思えるものを目標とするべきです。
なぜなら、それこそがあなたが本当に達成したい目標、幸せになれる目標だからです。
目標を立てる時には、目標達成によるメリットだけではなく、デメリットも考えましょう。得られるものと失うものを両方並べて確認しましょう。
これをすることで、あなたの目標は、「ぼんやりした目標」から「リアリティのある目標」に変わります。
現状維持メカニズムの抵抗
あなたが目標達成する過程でもう一つ向き合わなければいけないもののひとつが、「潜在意識の現状維持メカニズムの抵抗」です。
「潜在意識の現状維持メカニズム」については、「あなたの人生を変えるかもしれない潜在意識の力 その1」で詳しくお伝えしていますので、まだ読まれていない方はそちらも合わせて見て頂きたいと思います。
さて、潜在意識の現状維持メカニズムは、あなたにだけあるわけではなく、もちろんあなたの周りにいる友人や家族など、みんなにあります。
そして、「あなたが目標達成に向けて努力しながら変わっていく」という時には、あなた自身の現状維持メカニズムが抵抗してくるのはもちろんですが、周りの友人・知人の現状維持メカニズムも同じく抵抗してきます。
「おい、お前の友人の〇〇が何だか最近変わろうとしているぞ!これはまずいから、現状を維持させよう!」という感じです。
もちろんこれは、現状維持メカニズムの働きで無意識にあなたの行動に反発してくるので、実際には本当にあなたのことを思っている人だとしても、同じような行動を取ります。
「そんなことはやめた方がいいよ。なにかあったらどうするの。今のままで良いじゃない。」
「そんなガマンしたり、無理したら逆にストレスになって良くないよ。」
などなど。まるで、子供に対する母親の態度のように、心配からくる言葉のような響きで、しかし、あなたが変わってしまうのを何とか防ごうとします。
禁煙、禁酒、ダイエットなどなど、あなたが必死に誘惑に耐えながら、目標に向かって努力していても、「ちょっとぐらい良いじゃない。また明日から頑張れば良いんだよ」と。まるで悪魔のささやきのように。
でも、決して相手を責めないでくださいね。これはあなたの事を思ってくれているのは事実ですし、現状維持メカニズムがそうさせているのであって、あなたが実際に目標達成して、ステキになれば、今度はちゃんとあなたを認めて、応援してくれるようになりますから。
目標を愛せるようになればあなたの夢の実現もぐっと近づく
「目標を立て、達成に向けて努力していく」という時に、次のような疑問が出てくる人もいるかもしれません。
「目標は、最初に立てたものから変えてはいけないのか?」
「最後まで最初の目標で貫きとおすべきなのか?」
結論から言いますと、
「目標はどんどんブラッシュアップしていって良い」と言えます。
目標を立てることにまだ慣れていない場合などは、いきなり完璧な目標を立てることは難しいでしょうし、ある程度慣れていたとしても、全て予定通り、予想通りに進むことは少ないでしょう。
だからといって、最初から完璧な目標を立てようと意識しすぎるあまり、全然最初の一歩が踏み出せないようでは意味がありません。
それよりも、最初に立てた目標に向けて努力していく中で、目標をどんどんブラッシュアップしていく方が、モチベーションも維持できますし、結果的に本当に達成したかったゴールにたどり着けるはずです。
ただし、気をつけていただきたいのは、決して「達成できそうにないから目標を下方修正する」という意味ではない、ということです。
それでは「目標が単なる義務」になってしまい、仮に達成できたとしても十分な達成感や幸福感は得られないでしょうし、おそらく途中で挫折するでしょう。
そうではなく、例えば、芸術家が自らの作品を磨き上げ、作り込んでいくようなイメージで、目標をどんどんと良いものにしていくイメージです。
慣れるまでは最初から完璧な目標やゴールを設定する必要はありません。目標設定やゴール設定の方法についても学んでいけば良いのです。
そのようにブラッシュアップして磨き上げていった目標であれば、きっとその目標に愛着がわくはずです。
そしてそうなればおのずと達成も近づきます。
「あなたの目標は、あなた自身がワクワクする目標でしょうか?やる気のでる目標でしょうか?」
ぜひ目標を愛せるようになりましょう。
正しい目標の立て方を学ぼう
最後に、「正しい目標の立て方」についても少し触れておこうと思います。
重要なのは、「ゴールが見えていて、やるべきことが定まっていれば、あとはそれを積み上げていけば必ずたどり着く」という事です。
例えば、仮に実際にどこか知らない土地を目指すとしても、目的地が正確に分かってさえいれば、あとはそこに向かって進むだけです。進む方法については、車でも電車でも、歩いてでさえ、動き続けさえすれば、いつか必ずたどり着けます。
目標を立てる場合も同様です。
まずはどこがあなたの目指すべき目的地、ゴールなのかを明確にしましょう。
そこさえ明確になれば、あとは目標を達成するために必要なアクションプラン、やるべきことを書き出し、それを実行するだけです。
アクションプランについても、努力を続けていく中で、新しいものを加えたり、タスクを修正していっても良いのです。
目的地に電車で行こうと思っていたけれど、事故で電車が停まってしまったなら、替わりのバスが無いか探したり、タクシーに乗ったり、時間と体力があるなら歩いて進んだって良いのです。
大切なのは目標に向かって正しい方向に進み続けることであり、目標の達成はあなた自身が行動しなければ実現できない、ということを理解するだけです。
もしも目標がなかなか達成できない、と悩んでいるのであれば、まずは目標の立て方や、アクションプランの立て方から学んでいっても全然遅くはないのです。
目標達成の方法を身につけることができれば、あとは正しく行動し続けるだけで、必ずあなたの夢は実現できるのですから。
それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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